雇用計画 employment plan 2004 3 17
共同通信社が、主要企業を対象に実施したアンケートでは、
以下のとおりと、新聞にあります。
「主要企業調査 33%が、新卒採用増加」
「来春、若年層、改善の兆し」
しかし、喜ぶのは、まだ早いのです。
NEC、シャープ、三洋電機、キヤノン、トヨタ自動車、ホンダと、
世界的にも、有名な企業が並んでいます。
しかし、内容をよく調べてみると、
技術系の採用が、圧倒的に多いのです。
もちろん、事務系の採用も増えるのでしょうが、
もともとの採用数が少ないので、大勢に影響がないかもしれません。
もちろん、このような有名企業は、
ハイテク企業で、メーカーですので、技術系を大量採用するのは当然でしょう。
まだまだ、事務系の採用の「冬の時代」は続くかもしれません。
なぜならば、今まで、事務系の人がやっていた仕事は、
コンピューターがやっているわけで、
今後も、コンピューターの仕事が拡大するでしょう。
この際、発想を転換しませんか。
事務系の仕事が、コンピューターに奪われるのならば、
今度は、事務系がコンピューターのソフトウェアを開発するということです。
プログラミング programming 2004 3 1
コンピューターのプログラミングというと、
理科系の仕事だと思うでしょうか。
しかし、これは、固定観念です。
たとえば、800字の小論文を、作家と数学者に書かせてみる。
どちらが、わかりやすい文章を書くか。
一般的には、数学者の文章は、
読めば、これを書いた人は、頭がいいとわかるでしょうが、
読みにくい文章でしょう。
数学は、記号の学問とも言えます。
今は昔、COBOLとFORTRANが全盛だった頃、
あるプログラマーが書いたプログラムを読んでいると、
読みやすく、美しいのです。
「もしかすると」と思って、彼に聞いてみたら、
彼は、大学で、文学が専攻だったのです。
プログラムとは、長文の論文でもあります。
しかも、誰が読んでも、わかりやすい論文です。
少なくとも、800字の小論文を明快に書く能力があれば、
プログラマーになれる資格はあります。